- 平成29年告示の小学校学習指導要領家庭科の目標は,どのようなものでしょうか。
- 家庭科では,「生活の営みに係る見方・考え方を働かせ,衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して,生活をよりよくしようと工夫する資質・能力」の育成を目指します。
家族や家庭,衣食住,消費や環境などに係る生活事象を,協力・協働,健康・快適・安全,生活文化の継承・創造,持続可能な社会の構築等の視点で捉え,調理,製作等の実習や観察,調査,実験などの実践的・体験的な活動を通して,生涯にわたって健康で豊かな生活を送るための自立の基礎を身に付けるようにします。
掲載の趣旨
平成29年告示の学習指導要領では,資質・能力や内容などの全体像を分かりやすく見渡せるよう,枠組みが大きく見直され「学びの地図」として整理されました。
その趣旨に添い,本稿では,解説本文を次のように編集しています。
・ 目標解説の内容が捉えやすいように原文を装飾
・ 他教科等・他学校種の目標や解説が比較しやすように編集
具体的には,本文は原文通りで,次のように編集しています。
・ 各教科等の目標の解説を共通した章立てで構成
・ 学校種間の対応する内容についてリンクで移動 など
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なお,本稿は,「文部科学省ウェブサイト利用規約」(2018年3月1日に利用)に基づいて,原本を加工し作成しています。
小学校・中学校各教科等の目標の解説 「小・中学校「教科等の目標解説を縦横に読む」シリーズ」は,下のボタンより閲覧できます。
小学校 家庭科の目標
1 教科の目標
(1)目標
小学校家庭科の目標は次のとおりである。
生活の営みに係る見方・考え方を働かせ,衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して,生活をよりよくしようと工夫する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
⑴ 家族や家庭,衣食住,消費や環境などについて,日常生活に必要な基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付けるようにする。
⑵ 日常生活の中から問題を見いだして課題を設定し,様々な解決方法を考え,実践を評価・改善し,考えたことを表現するなど,課題を解決する力を養う。
⑶ 家庭生活を大切にする心情を育み,家族や地域の人々との関わりを考え,家族の一員として,生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度を養う。
※ 平成20年小学校学習指導要領「家庭」の目標
「衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して,日常生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技能を身に付けるとともに,家庭生活を大切にする心情をはぐくみ,家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる。」
※ 平成10年小学校学習指導要領「家庭」の目標
「衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して,家庭生活への関心を高めるとともに日常生活に必要な基礎的な知識と技能を身に付け,家族の一員として生活を工夫しようとする実践的な態度を育てる。」
※ 平成元年小学校学習指導要領「家庭」の目標
「衣食住などに関する実践的な活動を通して,日常生活に必要な基礎的な知識と技能を習得させるとともに家庭生活についての理解を探め,家族の一員として家庭生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる。」
(2)目標の構成
この家庭科の目標は,教科で育成を目指す資質・能力を,
⑴「知識及び技能」,
⑵「思考力,判断力,表現力等」,
⑶「学びに向かう力,人間性等」
の三つの柱に沿って示したものである。
2 柱書
(1)見方・考え方
生活の営みに係る見方・考え方を働かせとは,
家庭科が学習対象としている家族や家庭,衣食住,消費や環境などに係る生活事象を,
・ 協力・協働,
・ 健康・快適・安全,
・ 生活文化の継承・創造,
・ 持続可能な社会の構築等
の視点で捉え,
生涯にわたって,自立し共に生きる生活を創造できるよう,よりよい生活を営むために工夫することを示したものである。
なお,この「生活の営みに係る見方・考え方」に示される視点は,家庭科で扱う全ての内容に共通する視点であり,相互に関わり合うものである。
したがって,児童の発達の段階を踏まえるとともに,取り上げる内容や題材構成等によって,いずれの視点を重視するのかを適切に定めることが大切である。
例えば,
・ 家族・家庭生活に関する内容においては,主に「協力・協働」,
・ 衣食住の生活に関する内容においては,主に「健康・快適・安全」や「生活文化の継承・創造」,
・ さらに,消費生活・環境に関する内容においては,主に「持続可能な社会の構築」
の視点から物事を捉え,考察することなどが考えられる。
小学校においては,「生活の営みに係る見方・考え方」のうち,
・ 「協力・協働」については「家族や地域の人々との協力」,
・ 「生活文化の継承・創造」については「生活文化の大切さに気付くこと」
を視点として扱うことが考えられる。
※ 【英訳(仮訳)】小学校学習指導要領では,「各教科等の特質に応じた物事を捉える視点や考え方(以下「見方・考え方」という。)」を「discipline-based epistemological approaches, hereinafter referred to as “Approaches”」と訳す。見方・考え方を“Approaches”で代表している。このことを考え合わせると見方・考え方の意味がより一層捉えやすくなる。すなわち,見方・考え方は,物事を認識するときの入り方,近づき方,せまり方と言い換えることができる。
引用:文部科学省「平成29年改訂小学校学習指導要領英訳版(仮訳)」[ONLINE]https://www.mext.go.jp/content/20200227-mxt_kyoiku02-100002604_1.pdf(cf:2020.05.26)
(2)学び方
衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通してとは,家庭科における学習方法の特質を述べたものである。
具体的には,
衣食住や家族の生活などの家庭生活に関する内容を主な学習対象として,
調理,製作等の実習や観察,調査,実験などの実践的・体験的な活動を通して,
実感を伴って理解する学習を展開することを示している。
家庭科では,生命の維持や心身の成長発達などに関わる人間の基本的な営みが行われる家庭生活を主な学習対象としているので,家庭生活に関わりの深い人やもの,環境などとの関連を図りながら,食べることや着ること,住まうことなどを扱うことになる。
これらに関する実践的・体験的な活動を通して,具体的な学習を展開することにより,
・ 基礎的・基本的な知識及び技能を確実に身に付けるとともに,
・ 知識及び技能を活用して,身近な生活の課題を解決したり,
・ 家庭や地域で実践したりできるようにすること
を目指している。
(3)資質・能力
生活をよりよくしようと工夫する資質・能力とは,
家庭科の学習で育成を目指す資質・能力(「何ができるようになるか」)であり,生涯にわたって健康で豊かな生活を送るための自立の基礎として必要なものについて示したものである。
今回の改訂では,育成を目指す資質・能力は三つの柱に沿って示されており,これらが偏りなく実現できるようにすることが大切である。
そのため,家庭科の学習では,実生活と関連を図った問題解決的な学習を効果的に取り入れ,これら三つの柱を相互に関連させることにより,教科全体の資質・能力を育成することが重要である。
3 三つの柱
(1)知識及び技能
家族や家庭,衣食住,消費や環境などについて,日常生活に必要な基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付けるようにする。
⑴の目標は,学習内容として主に家庭生活に焦点を当て,家族や家庭,衣食住,消費や環境などに関する内容を取り上げ,日常生活に必要な基礎的な理解を図るとともに,それらに係る技能を身に付け,生活における自立の基礎を培うことについて示している。
日常生活に必要な基礎的な理解を図るとは,
家庭科で習得する日常生活に必要な知識が,個別の事実的な知識だけではなく,児童が学ぶ過程の中で,既存の知識や生活経験と結び付けられ,家庭科における学習内容の本質を深く理解するための概念として習得され,家庭や地域などにおける様々な場面で活用されることを意図している。
それらに係る技能を身に付けるについても同様に,
一定の手順や段階を追って身に付く個別の技能だけではなく,それらが自分の経験や他の技能と関連付けられ,変化する状況や課題に応じて主体的に活用できる技能として習熟・定着することを意図している。
今回の改訂では,小・中・高等学校の内容の系統性をより重視して,小学校,中学校ともに三つの内容としている。
小学校で指導する「知識及び技能」が,中学校及び高等学校の学習に発展していくものとして意識し,確実に定着できるようにすることを目指している。
小学校で習得することを目指す日常生活に必要とされる家族や家庭,衣食住,消費や環境などに関する「知識及び技能」は,
・ 生涯の生活における自立の基礎を培い,日常生活に応用・発展できるもの,
・ 生活における工夫・創造につながるもの
として,健康で豊かな生活をするために必要なものである。
これらの「知識及び技能」を習得するに当たっては,実践的・体験的な活動を重視した学習を通して,児童一人一人のよさや個性を生かしながら身に付けるようにすることが大切である。
(2)思考力,判断力,表現力等
日常生活の中から問題を見いだして課題を設定し,様々な解決方法を考え,実践を評価・改善し,考えたことを表現するなど,課題を解決する力を養う。
⑵の目標は,次のような学習過程を通して,習得した「知識及び技能」を活用し,「思考力,判断力,表現力等」を育成することにより,課題を解決する力を養うことを明確にしたものである。(学習過程の参考例を次ページに図示する。)
日常生活の中から問題を見いだして課題を設定しとは,
既習の知識及び技能や生活経験を基に生活を見つめることを通して,日常生活の中から問題を見いだし,解決すべき課題を設定する力を育成することについて示したものである。
様々な解決方法を考えとは,
課題解決の見通しをもって計画を立てる際,生活課題について自分の生活経験と関連付け,様々な解決方法を考える力を育成することについて示したものである。
その際,他者の思いや考えを聞いたり,自分の考えを分かりやすく伝えたりして計画について評価・改善し,よりよい方法を判断・決定できるようにする。
実践を評価・改善し,考えたことを表現するとは,
調理や製作等の実習,調査,交流活動等を通して,課題の解決に向けて実践した結果を振り返り,考えたことを発表し合い,他者からの意見を踏まえて改善方法を考えるなど,実践活動を評価・改善する力を育成することについて示したものである。
その際,自分の考えを根拠や理由を明確にして分かりやすく説明したり,発表したりできるようにする。
このような一連の学習過程を通して,児童が課題を解決できた達成感や,実践する喜びを味わい,次の学習に主体的に取り組むことができるようにする。
また,2学年間を見通して,このような学習過程を工夫した題材を計画的に配列し,課題を解決する力を養うことが大切である。
なお,この学習過程は,児童の状況や題材構成等に応じて異なることに留意する必要がある。また,家庭や地域での実践についても一連の学習過程として位置付けることが考えられる。
※ 次の図は,左右にスクロールできます。
家庭科,技術・家庭科(家庭分野)の学習過程の参考例
生活の課題発見 | 解決方法の検討と計画 | 課題解決に向けた実践活動 | 実践活動の評価・改善 | 家庭・地域での実践 | ||||
→ ↑ ↑ ↑ |
既習の知識及び技能や生活経験を基に生活を見つめ,生活の中から問題を見出し,解決すべき課題を設定する | 生活に関わる知識及び技能を習得し,解決方法を検討する | 解決の見通しをもち,計画を立てる | 生活に関わる知識及び技能を活用して,調理・製作等の実習や,調査,交流活動などを行う | 実践した結果を評価する | 結果を発表し,改善策を検討する | → | 改善策を家庭・知識で実践する |
↑ | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ←↓ |
※ 上記に示す各学習過程は例示であり,上例に限定されるものではないこと
(3)学びに向かう力,人間性等
家庭生活を大切にする心情を育み,家族や地域の人々との関わりを考え,家族の一員として,生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度を養う。
⑶の目標は,⑴及び⑵で身に付けた資質・能力を活用し,家族生活を大切にする心情を育むとともに,家族や地域の人々と関わり,家庭生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度を養うことを明確にしたものである。
家庭生活を大切にする心情を育みとは,
家庭生活への関心を高め,衣食住を中心とした生活の営みを大切にしようとする意欲や態度を育むことについて示している。
このような意欲や態度は,具体的には次の三つの段階で深まっていくと考えられる。
まず,第一には,
衣食住などの実践的・体験的な活動を通して,家庭生活を構成している家族などの「人」や衣服や食物などの「もの」,「時間」,「金銭」などの要素に関心をもつことである。
第二には,
家庭生活はこれらの要素が互いに関連し合って営まれていることに気付くことである。そこでは,衣食住に関する生活行為や仕事が自分と人や物などを結び付けていること,それぞれの家族の関わり方や生活の仕方があること,また,自分の生活の在り方が周囲に影響を与えていることなどについても気付くようにする。
第三には,
家庭生活の要素や生活の営み,そこで生活する家族との関わりなどへの関心が高まることにより,生活の営みには家族を支えるという大切な意味があることに気付くようにすることである。
これらの段階を通して,日々,繰り返し営まれる家庭生活の中で家族と共に自分が成長していることを自覚し,衣食住を中心とした生活の営みを大切にしようとする意欲や態度が育まれる。
これらの意欲や態度は生涯にわたる家庭生活を支える基盤となるものである。
家族や地域の人々との関わりを考えとは,
・ 自分の生活は家族との協力や,地域の人々との関わりの中で成り立っていること,
・ 家庭生活は自分と家族との関係だけではなく,地域の人々と関わることでより豊かになること
を理解した上で,よりよい生活を工夫して積極的に取り組むことができるようにすることについて述べている。
家族の一員としてとは,
家庭生活を営む上で大切な構成員の一人という自覚をもち,進んで協力しようとする主体的な態度について述べたものである。
児童の発達段階から,家庭生活の運営への参加は難しいが,自分の生活の自立を目指していくことを通して,家庭生活の営みに参加していくという関わり方を明確に示したものである。
生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度とは,
・ 家族・家庭生活,衣食住の生活,消費生活・環境に関する日常生活の様々な問題を,
・ 協力,健康・快適・安全,生活文化の大切さへの気付き,持続可能な社会の構築等の視点で捉え,
・ 一連の学習過程を通して身に付けた力を,家庭生活をよりよくするために生かして実践しようとする態度
について示したものである。
このような実践的な態度は,家庭科で身に付けた力を家庭,地域から最終的に社会へとつなげ,社会を生き抜く力としていくために必要である。
なお,家庭科で養うことを目指す実践的な態度には,前述の家族や地域の人々と関わり,協力しようとする態度のほかに,日本の生活文化を大切にしようとする態度,生活を楽しもうとする態度なども含まれている。
出典:文部科学省「小学校学習指導要領解説家庭編 第2章 家庭科の目標及び内容 第1節 家庭科の目標」平成29年6月[ONLINE]http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/27/1387017_9.pdf(参照2018/03/16)を加工して作成
平成29年7月版[ONLINE]http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/05/07/1387017_9_1.pdf(cf:2018-12-12) 確認済み
資料
家庭科,技術・家庭科(家庭分野)において育成を目指す資質・能力の整理
知識・技能 | 思考力・判断力・表現力等 | 学びに向かう力・人間性等 | |
---|---|---|---|
家庭 高等学校共通教科 |
自立した生活者に必要な家族・家庭,衣食住,消費や環境等についての科学的な理解と技能 ・家族・家庭についての理解 ・乳幼児の子育て支援等や高齢者の生活支援等についての理解と技能 ・生涯の生活設計についての理解 ・各ライフステージに対応した衣食住についての理解と技能 ・生活における経済の計画,消費生活や環境に配慮したライフスタイルの確立についての理解と技能 |
家族・家庭や社会における生活の中から問題を見出して課題を設定し,生涯を見通して課題を解決する力 ・家族・家庭や社会における生活の中から問題を見いだし,課題を設定する力 ・生活課題について他の生活事象と関連付け,生涯を見通して多角的に捉え,解決策を構想する力 ・実習や観察・実験,調査,交流活動の結果等について,考察したことを科学的な根拠や理由を明確にして論理的に表現する力 ・他者の立場を考え,多様な意見や価値観を取り入れ,計画・実践等について評価・改善する力 |
相互に支え合う社会の構築に向けて,主体的に地域社会に参画し,家庭や地域の生活を創造しようとする実践的な態度 ・男女が協力して主体的に家庭や地域の生活を創造しようとする態度 ・様々な年代の人とコミュニケーションを図り,主体的に地域社会に参画しようとする態度 ・生活を楽しみ味わい,豊かさを創造しようとする態度 ・日本の生活文化を継承・創造しようとする態度 ・自己のライフスタイルの実現に向けて,将来の家庭生活や職業生活を見通して学習に取り組もうとする態度 |
技術 ・ 家庭 中学校 |
生活の自立に必要な家族・家庭,衣食住,消費や環境等についての基礎的な理解と技能 ・家庭の基本的な機能及び家族についての理解 ・幼児,高齢者についての理解と技能 ・生活の自立に必要な衣食住についての理解と技能 ・消費生活や環境に配慮したライフスタイルの確立についての基礎的な理解と技能 |
家族・家庭や地域における生活の中から問題を見出して課題を設定し,これからの生活を展望して課題を解決する力 ・家族・家庭や地域における生活の中から問題を見いだし,課題を設定する力 ・生活課題について他の生活事象と関連付け,これからの生活を展望して多角的に捉え,解決策を構想する力 ・実習や観察・実験,調査,交流活動の結果等について,考察したことを根拠や理由を明確にして論理的に表現する力 ・他者の意見を聞き,自分の意見との相違点や共通点を踏まえ,計画・実践等について評価・改善する力 |
家族や地域の人々と協働し,よりよい生活の実現に向けて,生活を工夫し創造しようとする実践的な態度 ・家庭生活を支える一員として生活をよりよくしようとする態度 ・地域の人々と関わり,協働しようとする態度 ・生活を楽しみ,豊かさを味わおうとする態度 ・日本の生活文化を継承しようとする態度 ・将来の家庭生活や職業との関わりを見通して学習に取り組もうとする態度 |
家庭 小学校 |
日常生活に必要な家族や家庭,衣食住,消費や環境等についての基礎的な理解と技能 ・家庭生活と家族についての理解 ・生活の自立の基礎として必要な衣食住についての理解と技能 ・消費生活や環境に配慮した生活の仕方についての理解と技能 |
日常生活の中から問題を見出して課題を設定し,課題を解決する力 ・日常生活の中から問題を見いだし,課題を設定する力 ・生活課題について自分の生活経験と関連付け,様々な解決方法を構想する力 ・実習や観察・実験,調査,交流活動の結果等について,考察したことを根拠や理由を明確にしてわかりやすく表現する力 ・他者の思いや考えを聞いたり,自分の考えをわかりやすく伝えたりして計画・実践等について評価・改善する力 |
家族の一員として,生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度 ・家庭生活を大切にする心情 ・家族や地域の人々と関わり,協力しようとする態度 ・生活を楽しもうとする態度 ・日本の生活文化を大切にしようとする態度 |
※出典:中央教育審議会「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)別添資料(2/3)別添11-1 家庭科,技術・家庭科(家庭分野)において育成を目指す資質・能力の整理 」平成28年12月21日[ONLINE]http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/13/1387018_6.pdf(参照2018/04/03)